詰め物・被せ物

セラミックの歯を長持ちさせるコツとは?

セラミックの歯を長持ちさせるコツとは?

「長持ちしない原因」は日々のちょっとした行動にあった?

実は、セラミックの寿命を左右するのは、日常の習慣やケア方法。
たとえばこんな行動が原因になることも…

強い力で歯ぎしり・食いしばりをしている
→ セラミックにヒビや欠けが起こる原因に

歯磨きが不十分で歯垢がたまりやすい
→ セラミックの周囲の歯ぐきが炎症を起こすことも

定期的な健診を受けていない
→ 小さなトラブルを見逃してしまい、大きな修復が必要になるリスク

その結果、せっかくのセラミックが短命になってしまう…なんて、もったいなさすぎる!

セラミックの歯がダメになる原因を教えて!

「えっ、そんなことで?」と驚かれることも多いのですが、
実はセラミックの歯がダメになる原因には“意外と身近な落とし穴”が隠れています。

以下は、実際によく見られるトラブル原因をご紹介します

歯垢による歯ぐきのトラブル

セラミック自体は虫歯になりませんが、接着部分や周囲の歯ぐきに歯垢がたまると、炎症や虫歯の再発(2次カリエス)のリスクが高まります。?
デンタルインフォ1

ある調査では、初診患者の主訴の原因が、過去に治療した歯に起因するものが全体の43%を占めており、再治療の必要性が高いことが示されています。

特に「歯の付け根」や「被せ物と歯ぐきのすき間」は、歯垢がたまりやすい要注意ゾーンです!

歯ぎしり・食いしばり

セラミックは硬くて丈夫ですが、強い力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。

  • 特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミックの破損リスクが高まるため、注意が必要です。
  • 日中にくいしばってしまうクセがある方や、朝起きたときにあごが疲れている方は要注意!

硬いものを無意識に噛むクセ

氷やナッツなどの硬い食べ物を噛むことで、セラミックが欠けたり割れたりすることがあります。

  • 日常的に硬いものを好んで食べる方は、セラミックの耐久性に影響を与える可能性があります。
  • セラミックは天然の歯より硬くても、「割れにくいわけではない」ので過信は禁物!

定期健診を受けていない

定期的な健診を受けていないと、セラミックの不具合や周囲の歯ぐきの炎症などのトラブルを見逃してしまうことがあります。

  • 早期発見・早期対応ができず、結果としてセラミックの寿命を縮める原因となります。
  • 健診では、見た目ではわからない異常をプロがチェックしてくれます!

接着部分(マージン)の劣化や虫歯

セラミックと歯の接着部分(マージン)が劣化すると、そこから虫歯が再発することがあります。

  • また、接着剤の劣化やすき間への歯垢の侵入も、虫歯の再発リスクを高める要因となります。
  • セラミック自体は虫歯になりませんが周囲の歯はふつうに虫歯になります!油断禁物!

意外と多い“もったいない原因”に気づこう!

セラミックは優れた素材ですが、万能ではありません。
「きれいで高いから大丈夫」と安心していると、知らないうちに寿命を縮めてしまうことも…

まずはよくある原因を知っておくこと
そして、日々の習慣をちょっとだけ見直すこと

これだけで、セラミックの寿命はグッと伸びますよ!

セラミックにしたあと、やっちゃダメなNG習慣とは?

セラミックにNGなこと

「せっかくキレイになったし、これでもう安心♪」…
そう思ったその瞬間から、実はセラミックの“寿命カウントダウン”が始まってるかも?

セラミックは見た目も美しくて丈夫。でも、“正しく使えば”の話です。
ここでは、うっかりやりがちなNG習慣をまとめてみました。

やってしまいがちなNG習慣リスト

硬いものをガリッと噛む  → 氷・ナッツ・おせんべい…ついつい噛んでませんか?
→ セラミックは硬いけど割れやすく、ヒビや欠けの原因になります。

歯ぎしり・くいしばりを放置している  → 特に寝ている間の無意識な圧力は超キケン!
→ ナイトガード(マウスピース)での予防が◎

「キレイだから大丈夫」と、歯磨きをサボる  → セラミックは虫歯にならなくても、周囲の歯ぐきや天然歯はフツーに虫歯・歯周病になります!
→ 特にマージン(被せ物と歯ぐきの境目)に歯垢がたまりやすいので注意!

フロスや歯間ブラシを使わない  → 見落としがちだけど、“すき間ケア”が長持ちのカギです。

定期健診を後回しにする  → 「何かあったら行こう」はNG。
→ セラミックの不具合や歯ぐきの変化は、見た目じゃ気づけないことが多いんです!

「知らなかった」が一番こわいかも…?

どれも、“悪気なくやってること”なのがポイント。
だからこそ、「知ってるか知らないか」で寿命が大きく変わっちゃうんです。

無理な力をかけない
丁寧な歯磨き&すき間ケア
プロのチェックを定期的に受ける

この3つを意識するだけで、セラミックはグッと長持ちします??
「やっちゃってた…!」って項目があった方も、今日からの習慣で未来は変えられますよ!

セラミックの寿命ってどれくらい?

セラミッククラウン

「セラミックの歯って一生モノじゃないの?」
そう思われがちですが、実は“永久”というわけではないんです。
ただし、きちんとケアをすれば「非常に長持ち」する素材であることは間違いありません!

一般的な寿命の目安

10~15年程度が一般的な寿命とされています。

ただし、丁寧なケアと定期的な健診を続ければ、20年以上持つことも!

実際に20年以上使われている例もあり、これは天然歯と比べても遜色ないレベルの耐久性ともいえます。

寿命に影響する主なポイント

以下の要素によって、寿命には大きく差が出ます。

装着時の精度(歯科医師の技術)
→ 土台の調整や接着の仕方で長持ち具合が変わる

使用するセラミックの素材の種類
→ ジルコニア系は特に高耐久◎

日々の歯磨きやケアの質
→ 歯垢をためず、歯ぐきを健康に保てるかがカギ!

歯ぎしりや食いしばりの有無
→ 無意識の強い力は、セラミックの天敵

定期的な健診を受けているかどうか
→ 異変の早期発見が、寿命を延ばす大きなポイント

「セラミックは一度入れたら終わり」ではありません!

セラミックはとても優秀な素材ですが、あくまで「長く保つには、患者さんの協力が必要な治療」です。

食生活の見直し
歯磨き習慣の改善
定期的なプロのチェック

これらがうまく噛み合えば、「20年以上、問題なく使えてますよ?!」なんて声も全然めずらしくないんです?

セラミックの寿命は、あなた次第!

つまり、セラミックの歯の寿命は「自分のケア次第で伸ばせる」ってこと!
美しくて丈夫なセラミックをずっと使い続けたいなら…

日々のケア+歯科医院との連携がいちばんの近道です!

セラミックの歯を長持ちさせるためにできること

セラミックの歯を長持ちさせる

毎日のていねいな歯磨きで歯垢をためない
→ セラミック周辺の歯ぐきを健康に保つのが基本!

ナイトガード(マウスピース)を使って歯ぎしり対策
→ 睡眠中の無意識の圧力から守るアイテム

硬いものを噛むのはできるだけ避ける
→ 氷やスルメ、ナッツ類なども慎重に

セラミックの縁(マージン)周辺を意識して磨く
→ 歯垢がたまりやすい場所は特に注意!

年に数回の健診を欠かさず受ける
→ 早期発見でトラブルを最小限に!

これらの工夫を継続することで、セラミックの寿命は確実に伸びます。
美しさと健康、両方をキープしたいなら“予防の意識”がとっても大事!

定期的なフォローアップで、より安心・安全に

セラミックの歯は「入れたら終わり」ではありません。
むしろ、本当の意味での“ケアのスタートライン”なんです?

特に、定期的な健診はセラミックを長持ちさせるための「最強の味方」と言っても過言ではありません。

健診でチェックできることは?

セラミックの接着状態やひび割れの有無
→ 微細なトラブルを早期に発見できます。

歯ぐきの状態や歯垢の付着状況
→ 歯周病などのリスクを未然に防ぎます。

噛み合わせのバランス
→ 時間の経過や歯ぎしりによってズレが出ていないか確認。

セルフケアが適切にできているかのチェック&アドバイス
→ 歯磨き方法の見直しや、より良いケアグッズの提案も!

プロの目で見てもらうことで、自分では気づきにくい変化にも対応できます。

なぜ「定期的」が大事なのか?

トラブルが目に見えて感じる頃には、すでに状態が進行していることが多いからです。
早期に見つければ、小さな修正で済むのに、気づかず放置してしまうと…

セラミックの再製作が必要になる
根の治療など、より大掛かりな処置に
治療費・通院回数が大幅アップ…

なんてこともあり得ます。

その結果、「まだ使えるはずだったセラミック」が早々にダメになってしまうという残念な未来に…それだけは避けたいですよね。

健診って、面倒?いえいえ、“未来への投資”です!

健診

健診はただの「チェック」ではありません。
歯科医師がプロの目で見て、一緒にセラミックの寿命を延ばす戦略を立ててくれる時間なんです。

ちょっとした不安も相談できるし、気になることがあれば早めに対処できます。

あなたの大切な歯を守るために。
「行くか迷ったら、行っておこう」この心がけが、歯を守ることに繋がります。

まとめ

大事なのは“意識と習慣”。今から始めよう、未来の歯を守るケア!

せっかく手に入れたセラミックの歯、できるだけ長くキレイに保ちたいですよね。
そのためには、日々のちょっとした「意識」と「ケアの継続」がカギ。

毎日の歯磨きを見直す
噛みグセや習慣に気をつける
定期的に歯科医院でチェックしてもらう

この3つを実践するだけで、セラミックの歯はグッと長持ちします!

この記事の監修者
医療法人真摯会 梅田茶屋町クローバー歯科・矯正歯科
院長 竹田 亮

2007年 国立長崎大学歯学部卒業。

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梅田茶屋町クローバー歯科・矯正歯科

大阪矯正歯科グループ大阪インプラント総合クリニック