歯周病は進行すると歯を失うことに繋がりますので、予防に力を入れたい病気です。歯周病患者の方が食べると免疫を低下させてしまう食べ物や、生活習慣についてご説明します。
目次
免疫を低下させないため避けた方がいい食べ物とは?
食べものには栄養素が含まれているため、食べると免疫力を下げてしまう食べ物というものはないのですが、免疫力を高めるためには避けた方が良い食べ物はあります。
それは、栄養バランスの悪い食べ物で、代表的な物は加工食品やカップ麺などです。
これらの食べ物は、カロリーは高くても、ビタミンやミネラルなどの栄養があまり含まれていないため、食べ続けると栄養が不足する原因となります。
口内の細菌を増やしやすい食べ物はある?
歯に汚れが付着して歯垢や歯石に変わると、その中には虫歯菌や歯周病菌といった細菌が繁殖してしまいます。ネバネバと歯にくっつきやすい食べ物や甘い菓子は、歯垢になりやすいため、口内の細菌を増やしやすい食べ物といえるでしょう。
細菌を増やしやすい食べ物
- パン
- クッキー、ビスケット
- チョコレート
- 飴類
パン、クッキー、ビスケットのような炭水化物で、お口に入れるとネバネバと歯にくっつくものは、要注意です。歯の咬合面の溝にくっついて溝を埋めてしまいますので、丁寧に歯ブラシでブラッシングして落とすようにしましょう。
食後すぐに歯磨きが出来ない時は、うがいをするだけでも、歯垢がつくの予防することが出来ます。
細菌による炎症を悪化させる食べ物はある?
辛い物や熱い物の刺激によっても、歯茎は炎症を起こします。食べ物による歯茎の炎症程度では、痛みを感じることはありませんが、刺激によって歯茎を傷つけることもありますので、あまりにも辛い物や熱い物は避けるようにしましょう。
免疫力を下げて炎症を悪化させる生活習慣とは?
免疫力を下げてしまう生活習慣の代表的なものは、喫煙と睡眠不足です。
タバコに含まれるニコチンなどの有害物質は、全身の血流を悪くして、血液によって栄養が全身に行き渡るのを阻害します。
睡眠不足になると、免疫力が落ちて細菌に対する抵抗力が低くなり、歯周病菌が歯周組織を破壊するスピードが増しtしまいます。
免疫力をあげて歯周病を予防する食事とは?
逆に、身体の免疫力を強化して、歯周病菌などの細菌に打ち勝つ食事とはどんなものでしょうか?
まず、適度な硬さや大きさのものを、良く噛んで十分に唾液を出して食べることが大前提です。歯ごたえのあるだいこん、れんこん、ごぼうなどの根菜類をなるべく食事に取り入れて、ちょっと小腹がすいた時には、ナッツ類を間食に食べてはいかがでしょう。
免疫力をあげる5つの方法
免疫力をあげるといわれている方法があります。歯周病菌を撃退するために、ぜひ生活の中に取り入れましょう。
- 軽い運動をする
- ストレスをためない
- よく笑う
- 体温を下げない
- 睡眠を十分にとる
歯周病の人が食べてはいけないものに関するQ&A
歯周病の人が避けるべき食べ物は、具体的には加工食品やカップ麺などの栄養バランスの悪い食べ物です。
口内の細菌を増やしやすい食べ物には、パン、クッキー、ビスケット、チョコレート、飴類などがあります。
歯茎の炎症を悪化させる食べ物は特にありませんが、辛い物や熱い物の刺激は歯茎を傷つける可能性があるため、避けることが望ましいです。
まとめ
歯周病の人が食べてはいけないものは、免疫力を低下させてしまうものや、炎症を起こすものです。逆に免疫力をあげる食べ物もありますので、ぜひ毎日の生活に取り入れましょう。