虫歯を削ってレジン(歯科用プラスチック)で詰めた場合に、何か月か経つと、レジンと歯の境目に茶色い色がつくことがあります。どうすれば良いのかご説明します。
目次
歯の詰め物が茶色く着色した原因は?
詰め物と歯の境目が茶色くなる原因はいくつか考えられます。
- 食べ物による着色汚れ
- 歯垢が詰まって色が変わった
- 虫歯になって茶色くなった
殆どの場合は1の着色汚れですが、虫歯の可能性もゼロではないため、念のため歯医者に行って相談しましょう。
着色しやすい食べ物・飲み物は?
一般的にレジンが着色しやすいのは、色の濃い食べ物・飲み物です。
- 食べもの:カレー、チョコレートなど
- 飲み物:紅茶、緑茶、コーヒー、ワインなど
歯を着色汚れから守るには、なるべく色の濃い食べ物、飲み物を避けましょう。
また、着色を感じたら、歯科医院の定期健診を受けて、その際のリーニングできれいにしてもらいましょう。
境目に歯垢が入り込んでいる場合はどうする?
レジンと歯の境目に歯垢が入ってしまっている場合、歯の表面の歯垢は歯みがきで落とせますので、まず丁寧に歯磨きをしてみましょう。
それで落ちない場合は、汚れが深いところ入り込んでいて、歯ブラシの毛先が汚れに届かない場合です。レジンの詰め物が劣化している可能性もありますので、歯科医院の定期健診を受けましょう。
クリーンニングである程度の着色は落とせますが、レジンが劣化していることを指摘された場合は、レジンの部分を削って、もう一度レジンを詰め直します。
歯垢は細菌の塊ですので、着色している部分が虫歯になっていないかどうかもしっかりと診てもらいましょう。
虫歯になっている場合はすぐに処置してもらう
レジンと歯の境目に虫歯菌が入り込んで虫歯を起こしている場合は、虫歯になった部分を全て削り取って、レジンを詰め直します。
虫歯になっている場合は、痛みが出ている場合があります。痛みが出る場合は歯髄(神経)の近くまで虫歯が進行している為、レジンの重点では済まず、神経を取る処置をして、型取りをして被せ物を被せる必要があるかもしれません。
当院の定期健診時のクリーニング
当院では、エアフローという専用の器械を使って歯のクリーニングを行います。微細なパウダー粒子を歯に吹き付け、同時にぬるま湯で洗い流すことで歯面についた歯垢や着色などの汚れを除去します。
歯と歯の間や歯周ポケット内の歯垢も落とせますので、家庭での歯磨きで落とせなかった汚れをきれいに取り去ることが出来ます。
歯石の除去も行っていきますので、定期健診を受けて頂くと、虫歯や歯周病の予防と共に、着色汚れも落とし、歯の本来の色に戻すことが出来ます。
歯本来の色よりも更に白くしたい場合は、ホワイトニングをお勧めします。
歯の詰め物が着色して茶色くなった時の対処に関するQ&A
着色の原因は何種類か考えられます。主な原因は、食べ物による着色汚れ、歯垢の蓄積、虫歯の発生です。
一般的に、着色しやすい食べ物や飲み物には、カレーやチョコレートなどの食べ物、紅茶や緑茶、コーヒー、ワインなどの飲み物が含まれます。
当院では、エアフローという器械を使用してクリーニングを行います。歯面の歯垢や着色汚れを微細なパウダー粒子で除去し、歯石も取り除きます。
まとめ
着色の理由は歯科医院で診てもらわなくてはわかりません。そのため、歯の色に一喜一憂する前に、歯医者の定期健診を受診しましょう。食べ物による軽い着色汚れは定期健診時のクリーニングで落とすことが出来ます。また、虫歯の場合はすぐに適切な処置をする必要があります。